オーソリゼーション

 クレジットカード加盟店がクレジットカード会社に対してカードが利用できるかどうかの承認を得ることで、オーソリと略されます。一般的にはCATと呼ばれる端末機を利用してオーソリを行います。その結果承認された場合のみクレジットカードの利用が可能となり、クレジットカード加盟店は商品をカード会員に引き渡します。承認されない場合には現金払いなどに切り替える必要があります。

 オーソリで承認されない場合にはいくつかあります。
 1.利用限度オーバー
 2.未払い金があり新規利用が停止されている
 3.盗難・紛失などによりカードが無効となっている
 基本的には上記の3点が未承認の理由のほとんどを占めます。

 クレジットカードの利用枠オーバーで未承認となった場合には、申込金額を減額することで承認される場合もありますが、基本的には現金払いへの切り替えが必要です。これを防ぐためには利用の前に請求書などで残高をチェックする必要があります。最近ではインターネットによるオンラインサービスなどで利用可能額がチェックできるようになっています。未払い金がある場合には遅れ分を支払うことで利用が可能となる場合もありますが、遅れが進んでいて会員資格の停止にまで至っていればそのカードは遅れを回復しても利用はできません。

 盗難・紛失届けをクレジットカード会社の連絡した時点でそのクレジットカードは無効となります。たとえ後日クレジットカードが見つかったとしても利用することは厳禁です。紛失カードを第三者が利用したと判断されると大きなトラブルとなります。紛失届け後のクレジットカードは見つかったらカード会社に連絡して対処方法を確認しましょう。基本的には見つかったカードをクレジットカード会社に返却して、再発行を待つことが必要です。

 オーソリゼーションはかつて電話で行うのが一般的でした。現在ではCAT端末機の普及によってオンラインで行われていますが、電話でのオーソリは第三者にカード番号が知られてしまう可能性があります。インプリンターと呼ばれている簡易印刷機でカー伝票を作成する場合には、オーソリは電話で行います。今でもインプリンターを使用している加盟店もあり、CAT端末機が故障の場合は大型店舗でも利用することがあります。こういった場合には、クレジットカード番号が第三者に知られないように加盟店が配慮する必要があります。

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