おサイフケータイ
おサイフケータイはソニーが開発したFelicaと呼ばれるIC通信システムを搭載した携帯電話のことウィいます。NTTドコモが開発して商標登録もされていますが、ソフトバンクやauにもシステムを開放しているため3キャリア共通の呼び名となっています。Flicaを応用したシステムであれば利用できるため用途や応用は広いことが特長です。電子マネーのEdyやクレジットカード会社の開発した後払い方式の電子マネーも利用できます。おサイフケータイの名称はこういった少額決済ができることから名付けられています。
Felicaは非接触型で読み取りスピードが早いことと、暗号システムにより安全性が高いことが特長です。そのためJR東に本のsuicaなどでも利用され、運賃や定期券などにも用途が広がっています。おサイフケータイでは家電量販店などポイントサービスが増加したため、ポイントカードを持つ枚数が増えていることを受けて、こういったサービスの一本化ができるサービスも開始しています。
ソニーが開発したeLIOというシステムでは携帯電話にクレジットカードの子カード機能を付加して、インターネットショッピングの利用ではクレジットカード番号を入力せずに決済ができるようになっています。こうしたセキュリティーの面でも応用範囲が広がっています。
今後の展開としてはあらゆる決済やICチップを利用したサービスが一本化されることが考えられます。航空チケットやコンサートチケット、社員証や入館証、健康保険証もICかが決定しているためさまざまな用途に応用が可能で、そのハードとして普及の進んでいる携帯電話は最も適しているかもしれません。セキュリティーの問題では利用者が意識しなければならない問題もあります。おサイフケータイでは携帯電話の電波が届かないところでも利用できるようになっているため、紛失した場合には電話機能だけではなくFelicaの機能も停止する必要があります。普段はFelicaを停止して利用するときだけ機能をオンにするなどの対策も有効です。
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