暗証番号

 クレジットカードの暗証番号はクレジットカードを申込むときの必須項目で、キャッシングを利用する場合に使用します。キャッシングでは主にATMを利用して借入れを行いますが、暗証番号がないと借入れできないため、悪用された場合でもカード盗難保険の適用対象外となります。暗証番号を知っている本人しか利用できないようになっているからです。
 万一悪用された場合でもその暗証番号を知られてしまったのは、クレジットカード会員の過失とみなされます。生年月日や電話番号など推測されやすい番号を登録することもカード会員の過失になります。クレジットカード盗難の場合同時に免許証なども一緒に盗まれることが多いので、生年月日や電話番号などの暗証番号は悪用されやすいのです。

 そのためクレジットカード会社によっては、始めから生年月日や暗証番号の登録ができないようになっているところもあります。暗証番号は4桁の数字なので 1万通りの組み合わせがあり、偶然に一致する可能性はほとんどありません。ATMでは何回か失敗すると利用できなくなるからです。なるべく誰にも推測できない数字の組み合わせを登録することが犯罪予防となります。

 暗証番号はクレジットカード会社でコンピューターに登録すると、クレジットカード申込書の暗証番号欄は「マスキング」と呼ばれるシールを貼ることで見えなくする作業を行います。コンピューター上も登録されていることはわかりますが、実際の画面は「****」で表示されクレジットカード会社の社員も番号を知ることはできません。そのため暗証番号を忘れてしまった場合は、もう一度登録をしなおすことになります。

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