ネガ情報

 ネガ情報はネガティブ情報を略したもので、遅延情報や事情報等のことをいいます。このネガ情報は個人信用情報機関により加盟する与信業者に共通情報として提供されます。かつてはブラックリストという言葉でも表現されていましたが、今ではネガ情報という用語に統一されています。

 遅延情報は利用状況という形で1ヶ月以上の遅れが24か月分表示されますが、3ヶ月以上の遅れに関してはネガ情報として登録されます。このネガ情報はクレジットカードなどの審査に大きく影響して、審査の通過は難しくなります。遅延情報は5年間個人信用情報機関に登録されるため、信用回復までは最低でも5 年かかることになります。
 事故情報は弁護士に依頼した任意整理や官報に記載された自己破産の情報で、これは7年から10年登録されます。遅延情報よりも長い期間信用回復が難しくなります。

 個人信用情報機関は業態別にあり、クレジット系のCIC、銀行系のKSC,消費者金融系の全情連がありますが、この3機関はCRIN(クリン)と呼ばれるシステムで、ネガ情報だけを交換しています。しかし、ネガ情報の基準があいまいなことや、多重債務の防止には正常利用の残高情報なども必要なことから、あまり効果をあげていないようです。

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