指定信用情報機関

 2007年12月から施行されている改正貸金業法によって定められた個人信用情報機関で、貸金業者全てが加盟することを義務付けて総量規制に実効性を持たせるものです。年収の1/3の貸付に制限した総量規制は、他社を含めた残高の総額がわからなければ意味がないため、指定信用情報機関がその情報を提供することで総量規制が機能するようにしたのです。
 CIC,CCB,テラネットが2010年6月に指定信用情報機関となる予定ですが、テラネットとCCBの提携が2008年8月に発表されています。

 この提携は戦略的提携としていますが、合併も含めて検討されているようで、そうなった場合にはCICをしのぐデータ保有数になることも考えられます。消費者信用系の全情連のシステムはリアルタイムでデータが反映するといわれていて、システム面でもCICをしのぐものとなりそうです。
 CCBは業態に関係なく加盟できる個人信用情報機関ですが、CICに比べるとデータ量でもシステム面でも遅れをとっている感があります。テラネットと提携することでこれらの問題を解消し、個人信用情報機関のなけ出の生き残りをかけた動きと見ることができます。

 消費者金融業界やクレジット業界の再編成の動きが活発になっている中で、個人信用情報機関でも生き残りをかけた動きが出ているのは当然かもしれません。

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