自由返済方式

 クレジットカードの支払い方法は口座振替によるものがほとんどですが、月1一回の返済に限定されてしまうため臨機応変な返済には対応できません。海外での返済方式はリボルビング払いで最低支払金額を設定して、それ以上の金額であれば自由に返済が可能となっているのが主流です。海外では金融機関がクレジットカードを発行しているため、その金融機関に出向いて小切手で返済するのが一般的なので、自由な返済が可能なのです。これを日本でも応用したクレジットカードが発行されています。

 自由返済方式と呼んでいる返済方法を導入したクレジットカードは各社から発行されていて、コンビニATMやネットバンキングを利用して支払います。そのため24時間365日返済が可能となっています。このシステムはアメリカ同様にリボルビング支払でミニマムペイメントと呼ばれる最低支払金額を設定しています。設定金額以上であればいくらでも支払うことができますが、逆に考えるとそのまま最低支払金額で支払い続けると、支払う手数料の負担は大きくなります。自由返済方式を利用する場合にはより計画的な返済が必要となります。

 自由方式ではリボ払い専用となることが多くクレジットカード会社にとっては手数料収入が増え大きなメリットがあります。その分サービスに還元できるためポイントプログラムなどが他のカードよりも有利となっています。しかしそのサービスだけを目的に入会して手数料負担が大きくなる返済を続けていては、サービスのメリットがなくなります。リボ払いの手数料は年15%が標準なので月当たり1.25%の手数料が発生します。ポイントの還元率が1%でも手数料負担のほうが大きくなります。その点も考えてなるべく元金を減らすことが自由返済方式のクレジットカードを利用するコツです。

クレジットカード総合情報TOPクレジットカード用語解説:さ行>自由返済方式
inserted by FC2 system