利息

 利息はお金を借入れした場合に支払う対価(金融利息)のことで、キャッシングなどの金利は貸金業法などによって規制されています。金利と区別するためショッピング利用の場合は手数料という呼び方をしています。手数料は貸金業法ではなく割賦販売法の規制対象となるからです。

 2008年9月現在では出資法では29.2%が貸し付け上限金利ですが、2010年までには上限金利は20%となり利息制限法と同じになります。しかし、大手の貸金業者では前倒しで金利改定を行っておりキャッシングの金利は18%が標準となっています。
 利息には「みなし利息」といわれる名目が手数料などでも利息とみなされる規定があります。そのため上限金利ぎりぎりで設定した場合、みなし利息が発生することで上限金利を超えてしまうため、ある程度余裕を持って金利設定がされます。クレジットカード会社によくある、2回目の引落で請求される振替手数料などもみなし利息になるといわれています。

 貸金業界では長い間利息の上限を定めるふたつの法律(利息制限法・出資法)の間にあるグレーゾーン金利が問題となっていました。このグレーゾーン金利での貸付が多重債務問題の大きな要因とも言われていて社会問題ともなっています。そのため貸金業法が改正され、グレーゾーン金利は撤廃されることになりましたが、逆に貸金業者にとっては廃業に追い込まれるような大きな痛手となっています。
 事実、中小の貸金業者の廃業が増え大手の消費者金融業者やクレジットカード会社も大幅な減益となっています。金利の引き下げもそうですが、過払い利息の返還請求の増加による過去の利益の放出も減益や廃業の大きな要因です。

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