JCBカードの沿革
CBカードは1961年日本クレジット・ビューローとして設立されました。社名が現在のジェー・シー・ビーとなるのは1978年のことですが、実はジャパン・クレジット・ビューローは日本信販を英訳したものでした。 設立の出資には旧三和銀行、旧日本信販、旧東洋信託銀行が参加していたため、この名称となったようです。JCBのマークに使用されている3色もそれぞれの企業カラーが由来となっています。
国際ブランド化
JCBカードが他のクレジットカード会社と大きく異なるのは、国際ブランドであることです。他社が海外ブランドとの提携により国際カードを発行していた時代に、自社ブランドを国際ブランド化する道を選び、1981年には香港に現地法人を設立しました。
初めての海外発行はそれから4年後の1985年のことです。
東京ディズニーランドとの提携
1988年に東京ディズニーランドと提携してオフィシャルスポンサーとなったのは、他のクレジットカード会社にはない国際ブランドとしての競争力のおかげといえるでしょう。
その後も世界各地に現地法人を設立し、海外拠点は現在では28ヶ所となっています。
今後の展開
クレジットカード業界の再編が行なわれている中で、JCBカードが安定した経営を続けているのはブランドの国際化が大きく影響していると思われます。ブランドをライセンス供与するという事業は他のクレジットカード会社にはできないことだからです。
将来は同じ三菱UFJグループの三菱UFJニコスとの提携も考えられ、日本最大のカードグループとなるのは間違いありません。