JCBカードの概要
JCBカードは銀行系カードの代表でもあります。銀行関連会社のため上場はできませんが、その内容は上場企業に匹敵するものです。系列としては三菱UFJグループになりますが、表面的にはグループ企業としては取り扱われていません。グループのイメージにとらわれず独立したクレジットカード会社として活動させるという意図があるようです。同じグループには三菱UFJニコスがあり、こちらがグループ名をブランドにしたMUFGカードの発行を予定しており、グループを代表するクレジットカード会社の位置づけとなっています。
名称 | 株式会社ジェーシービー(JCB Co., Ltd.) |
設立 | 1961年1月25日 |
資本金 | 106億1,610万円(2007年3月末日現在) |
従業員数 | 2,755名(2007年3月末日現在) |
事業内容 | クレジットカード業務、クレジットカード業務に関する各種受託業務、融資業務、信用保証業務、集金代行業務、前払式証票の発行・販売業務 |
年間取扱高 | 7兆1,251億円(2007年3月末日現在) |
会員数 | 5,575万人(2007年3月末日現在) |
加盟店数 | 1,350万店(2007年3月末日現在) |
JCBカードの事業の中心はもちろんクレジットカード事業ですがその他にも数多くの事業を行なっています。
- クレジットカード事業
いうまでもなくJCBカードの基幹事業として世界中にクレジットカードの発行を行なっています。JCBはもちろんフランチャイズ会社やライセンス供与会社もJCBカードの発行を行なっています。 - ソリューション事業
QUICPayは小額市場で威力を発揮する決済システムで、他にも企業向けの決済システムを開発、提供しています。 - クレジットカード業務受託事業
JCBカードの発行だけではなく、他のクレジットカード会社のカード発行業務も受託しています。アイワイカードの発行業務受託はその代表的なものです。 - 加盟店業務代行事業
関連会社により複数のカード会社の取り扱い窓口を一本化。その他にも売上伝票の共通化や振込明細送付・取り扱い金額振り込みの一本化により加盟店の事務負担を軽減しています。 - 集金代行事業
自動振替システムを活用した集金代行業務。 - その他
その他にもネットワーク事業、金券類発行業務、旅行事業、保険代理店事業、人材派遣事業、ポイントサービス事業などの多彩な事業を展開しています。