OMCカード(セディナ)の沿革
1950年に設立された丸興(月賦百貨店)と1975年設立の朝日クレジットが1984年に合併してできたダイエーファイナンスがOMCカードの前身となっています。当時から発行されていたオレンジメンバーズカードは1987年には現在のOMCカードに改称されています。
1988年からはマスターカード、VISAと定型して国際カードの発行も行い、都銀全行とATMの提携を行なうなど周辺の整備も行なっています。1995年にはゴールドカードの発行も開始し、1997年には電子商取引実験を開始、翌年にはICカード実験にも参加するなど新しいシステムも開発にも積極的でした。2009年4月にはセントラルファイナンス、クオークと合併し社名をセディナに変更。存続会社はOMCカードとなりました。
システム開発への取り組み
社内システムでも不正使用検知システムや加盟店管理システム、途上与信システムの導入なども積極的に行なっています。中でも2003年に導入した審査システム「アイビス」では15分のスピード発行を実現しています。
三井住友グループへ
クレジットカード会社としては順調でしたが親会社であるダイエーの有利子負債圧縮のため、ダイエーがOMCカードの下部を売却することで、三井住友フィナンシャルグループとの提携となりました。同じ三井住友グループの傘下にあるクオークの救済処置的な意味合いから、セントラルファイナンス・クオークとの合併がすでに実施されています。存続会社はOMCカードとなっていますが、この合併には同じグループの三井住友VISAカードは関与していません。しかし、経営陣はその可能性を否定していないため、近い将来合併する可能性は残されています。
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