クレジットカードの歴史(アメリカ)

 ダイナースクラブが世界最初のクレジットカード会社ですが、1949年に設立されています。創設者は複数いますがフランク・マクナマラが中心であったといわれています。しかし実際には1950年にはフランク・マクナマラは事業から撤退しているようです。レストランでサイフを忘れた話は有名ですが、宣伝担当者の創作のようです。アメリカン・エキスプレスのクレジットカード発行が1958年であることを考えると10年近くはダイナースクラブの独占状態だったようです。同年にはVISAの前身であるバンクオブアメリカもクレジットカードの発行を開始しています。マスターカードの前身のインターバンクカードは1966年に設立されここで4大国際ブランドがすべて出揃います。

 アメリカにはディスカバーカードというブランドもあり、1986年に設立されています。他社よりも利用枠が大きく1%のキャッシュバックがあることでシェアーを広げています。最近ではシティグループからダイナースクラブを買収するなどの動きもあり国際ブランドとしての世界的な展開を図っているようです。ディスカバーカードは日本でもJCBカードと提携して加盟店ネットワークを共有しています。国内でのクレジットカード発行は行っていませんが、アジアを中心に加盟店ネットワークの拡大を図っています。中国のユニオンペイ(銀聯カード:三井住友VISAカードと提携)とも提携しているのはその流れの一環でしょう。

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