三井住友グループの再編成

 三井住友グループ(SMFG)の中心となるのはもちろん三井住友VISAカードですが、傘下には三菱UFJグループから、くら替えしたセントラルファイナンス、OMCカード、クオークがあります。セントラルファイナンスはジャックスとの合併を嫌ってグループを代えていますが、SMFGでも合併は免れることはできません。2009年4月にはOMC カードを存続会社として、クオークとの3社合併行われセディナが設立しています。しかしOMCカードはクレジットカード専業であるため、信販事業では主導権を握ることができ、ジャックスとの合併に比べて大きなメリットがあります。

 今回の合併の背景にはクオークの問題もあるようです。クオークは信販会社としては規模が小さく、営業成績を上げるため無理な加盟店契約を続けてきた経緯があり、悪質な加盟店による問題で経済産業省からも指導を受けていた背景があります。合併することによって主導権はセントラルファイナンスに移り、今後はこうした指導を受けるような体制もなくなります。

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