コーチ屋

 コーチ屋は昔からある犯罪で、クレジットカードのキャッシング枠がなくなった会員に対して、クレジットカードでショッピングをさせ、購入した商品を転売して数量などをとる行為です。カード会員に購入商品の指示や売却の指示をすることからコーチ屋と呼ばれます。もともとは競馬などの世界で買い目を教えて当たったら手数料を要求して、外れたら無視をするという犯罪行為が語源のようです。

 購入した商品が50万円だったとしてもカード会員の手元に残るお金はよくて半分程度であり、さらにクレジットカード会社から50万円の請求が届くことになります。基本的にどんな理由があってもクレジットカードを利用した代金はカード会員に支払う義務があります。コーチ屋に対しては詐欺や恐喝として訴えることはできても、損害賠償までは難しいでしょう。もちろん保険の適用は受けることができません。

 こういった犯罪の被害を受ける場合、カード会員自体が経済的に困窮していることが多く、借り入れによって返済をしようという考えから犯罪の被害にあうことが多い。基本的に支払いが困難となったら、弁護士等に相談することが大切で、借り入れによる返済は何の解決にならないことを認識する必要があります。また、クレジットカードやクレジットの正しい知識があれば、コーチ屋などの犯罪に引っかかることはありません。正しい知識と支払い観念を身につけましょう。

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