ヤミ金融
ヤミ金融は貸金業法上の無登録業者のことを指します。銀行以外が金銭を貸し付ける場合には、貸金業の登録をする必要があります。登録には審査があり故人ではある程度の資産があることも証明しなくてはならず、簡単には登録業者となることはできません。そのため無登録で貸付を行なうヤミ金融が存在するのです。
無登録業者であるヤミ金融は当然のことながら貸金業法を守ることはありません。具体的には上限金利をはるかに超える金利で貸付を行なっています。貸し付ける対象が返済に困っている客層なので高額な貸付はしませんが、数万円の借り入れが最終的に数十万円となることもあります。
貸金業法の改正により消費者金融の商品が銀行系カードローン並みの金利まで引き下げられ、結果として審査基準も大きく引き上げられたことがヤミ金の被害を拡大しているようです。事実法改正後のヤミ金摘発件数は増加しています。
ヤミ金は非合法な業者であるため、貸金業法で規制されている違法な督促行為や上限金利などは無視することが当たり前です。こういった業者に手を出すことは自滅行為であることは明らかです。弁護士に相談して債務整理などを依頼すると、それが業者に通知された段階で督促行為は一切行なうことができなくなります。弁護士依頼にはこういった法律的な効果もありますので、ヤミ金に手を出す前に相談して楽になりましょう。