クレジットカードの管理
クレジットカードはカード会社から貸与されたもの、つまり借りたものなので、それなりの保管をしなくてはいけません。法律用語で難しく言うと「善良なる管理者の注意を持って保管する」必要がありますこれを「善管注意義務」と呼びます。
法律において善良という意味は「一般的」「普通」といった程度の意味で、特に厳しい管理を求めているわけではありません。ちなみに法律上で「悪意」という場合には「知っていてわざと」という意味になります。
クレジットカードの具体的な保管方法は「常に財布などに入れて携帯する」ということです。この状態で盗難にあったとしても「善管注意義務」違反にはなりません。
車内に放置しておいて、さらにロックもしていない場合には完全に善管注意義務違反となり、カード盗難保険は適用されません。
ガソリンを入れるときにだけクレジットカードを使用している方は、特に車内に保管しているケースが多いので注意が必要です。
クレジットカードの管理自体はそれほど難しいことではありません。現金を車内に放置しておく人がいないのと同じように、クレジットカードも現金と同様の扱い方をしていれば、万一の場合でも保険が適用にならないことは避けることができます。