クレジットカードの暗証番号の管理
クレジットカードの暗証番号は現状ではキャッシング利用の場合に使用します。キャッシングは現在では暗証番号なしで利用することは不可能となっています。
つまりクレジットカードを盗まれても、キャッシングを悪用されることは基本的にはありえないのです。もし悪用されたとしたら生年月日・電話番号などの類推されやすい暗証番号を使用しているケースがほとんどです。
そのためキャッシングの悪用はクレジットカード暗証番号の管理が悪いということになり、カード盗難保険の適用外となります。
クレジットカード会社に勤務していたころセキュリティ担当業務もやっていたことがありますが、使った覚えのないキャッシングの請求が来たという問合せのほとんどは結果的に家族利用でした。
クレジットカードの磁気ストライプには暗証番号のデータは保存されていません。かつては保存していた時代もありましたが、悪用されたため現在ではカード券面に記載されている情報しかデータ保存していません。
従って暗証番号を知る手立ては本人から聞き出すか、カードと一緒に財布などに入っていた運転免許証などから生年月日などで類推するしかないのです。
暗証番号は家族であっても教えることはいけません。暗証番号を教えることは現金を手渡すのに等しい行為ですから、結果としてキャッシングを利用されても自分で責任を取るつもりでなければ、暗証番号は誰にも教えないことが大事です。