購入商品の所有権

クレジットカードで購入した商品は、カード会社への返済が終了するまでは、カード会社に所有権があります。これはクレジットカード会員規約にも規定されており、法律的にも認められている権利です。
 従ってリボ払いや分割払いで購入すると数ヶ月以上所有権はカード会社のままとなります。当然のことですが、その間は勝手に売却などはできません。

 この所有権の留保に関してはクレジットカードだけではなく、ショッピング・クレジットや信販会社のオートローン(立替払い方式に限られ、融資などの金銭の借り入れの場合は除く)にも適用されます。
 売却目的で購入して換金した場合など、悪質な場合いは詐欺罪に問われる可能性もある行為ですので、絶対にやめましょう。

 特に最近はショッピング枠の現金化という名目で、ネット上で手軽に換金するサイトが増えています。中には二束三文での買い取りや、最終的に売却金額が振り込まれないなど悪質な業者もいるようです。
 発覚するとカード会員資格の停止はもちろん犯罪行為となる可能性もあるうえに、悪質業者に引っかかった場合には手元にお金が残らないという悲惨な状況となります。

 キャッシング枠がなくなってお金に困った場合に手を出してしまう行為ですが、そういった状態ではすでに借り入れでは解決できない状況です。貸金に関する無料相談なども各地で開かれているので、根本的な解決を図りましょう。

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