クレジットカード決済の流れ
このコーナーではクレジットカードで買い物をした場合の流れを解説します。カード決済してからクレジットカード会社から請求されるまでの流れです。
- クレジットカード利用
まずはクレジットカード加盟店で商品を購入するところから始まります。クレジットカードの券面に表示されているブランドが使えるお店で使用することになりますが、ふたつ以上のブランドマークがあるクレジットカードもあります。
例えばニコスブランドとVISAといったように国内と国際ブランドの両方が印刷されているカードは数多くあります。この場合VISAカードとして利用しても、ニコスカードとして利用してもカード会員側には支障はありません。
カードを提示して支払方法を指定します。 - オーソリゼーション
クレジットカード加盟店は提示されたカードをCATと呼ばれる端末装置を経由して、クレジットカード会社に承認を求めます。これをオーソリゼーション（通称オーソリ）といいます。
そのクレジットカードが無効であったり、利用枠額をオーバーしていたり、支払遅延などがあった場合には承認されません。
問題ない場合にはCATから伝票が排出されそれに署名を行ないます（署名が不要なサインレスの場合もあります)。
これでカード会員は商品を持ち帰ることができます。 - 加盟店支払
クレジットカード加盟店は売上伝票をクレジットカード会社に送付します。G-CATと呼ばれるCAT端末は売上げデータもオーソリ時に送付しますが、売上伝票は必ずカード会社に送付します。
クレジットカード会社は売上伝票に基づいて、加盟店へ支払をしますがその際加盟店手数料を差し引きます。手数料や締切日、支払日はカード会社によって違いますが、遅くても1ヶ月以内には支払は完了します。 - 会員請求
加盟店から送付された伝票に基づいて加盟店支払を行なうと同時に、クレジットカード会員への請求処理も行なわれます。1回払いの場合はそのままの金額で、リボ払いや分割払いは会員手数料が上乗せされて請求されます。
商品トラブルなどで商品をキャンセルした場合には、クレジットカードの売上げもキャンセルする必要があります。特に売上伝票がカード会社に送付され請求処理が終わった段階では請求を止めることは難しくなります。キャンセル処理は早めにすることが大事です。