クレジットカード会員のメリット

クレジットカードを利用する最大のメリットは後払いにあります。後払い制度は利用者の信用力が前提となるため、クレジット商品は必ず審査を通過する必要があるのです。
 そのかわり審査通過後には一定の信用が供与され、信用を維持している限り後払いによるメリットを受けることができます。

期限の利益

 後払いのメリットを法律的には期限の利益と呼びます。クレジットカード会社に入社すると必ず教わる言葉で、一定期間支払が猶予されることを表す言葉です。
 1回払いでも支払まで猶予期間がありますが、期限の利益は主に分割払いやリボ払いに対して使う言葉で、「期限の利益の喪失」とは支払が遅れた場合に、分割払いのメリットが失われて一括で請求されることを表します。

ステータスの象徴

 クレジットカード発祥の地アメリカでは特にクレジットカードは信用力を表すものとして発展してきました。ダイナースクラブ設立の逸話(レストランで財布を忘れたことからクレジットカードのシステムが生まれた)に象徴されるように、現金を持たなくてもその人の信用力がわかるシステムがクレジットなのです。
 日本では信販会社が中心となって「分割払い」のイメージを植えつけたせいか、クレジットカードには借金のイメージやお金がない人が月々支払うといったイメージが残っていました。
 しかし、ゴールドカードやプレミアムカードの存在が広く知れ渡ることにより、日本でも一部のクレジットカードではステータスを象徴するイメージが定着しているようです。

サービスの充実

 クレジットカードに付帯されているサービスにはさまざまなものがありますが、代表的なサービスはポイントプログラム、自動付帯保険、各種割引サービスなどでしょう。
 どのサービスもクレジットカード会社の利益の中から提供されているサービスなので、利益を超える過剰なサービスは期待できません。特に貸金業法改正以降、クレジットカード会社のサービスは縮小傾向にあります。
 その中でクレジットカード会員がメリットを受けるためには、手数料負担を軽減することを考える必要があります。会員にメリットが大きいサービスの裏には、クレジットカード会社の利益が確保されることが条件となっているということを覚えておきましょう。
 リボ専用カードやリボ払いのポイント付与アップなどがいい例です。リボ専用カードでは月々の返済金額を高くして1回で支払ったとしても、1か月分の手数料がかかります。その手数料を差し引いたうえでポイント還元率を考えて利用しましょう。

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