ICカード（後払い方式電子マネー）
ICカードは次世代のクレジットカードとしてクレジットカード会社が開発をすすめてきましたが、ICチップの活用としてはNTTのおさいふケータイに先を越された格好となってしまいました。一般に普及した携帯電話を活用した清算システムは若者を中心に普及し、それを追いかける形でクレジットカード会社もICカードによる非接触型の清算システムを開発しました。
QUICPay(クイックペイ）はJCBカードが開発したシステムで、JCBカードグループを中心にクレジットカードへの搭載が可能です。
SmartPlus（スマートプラス）は三菱ＵＦＪニコスのシステムで、ニコスグループの他三井住友VISAグループがVISATOUCH(ビザタッチ）という名称でシステムを利用しています。
iD（アイディー）はNTTグループが開発したもので、NTTグループカードや三井住友VISAグループでも導入しています。
基本的にクレジットカードを持っていれば追加発行が可能で、ETCカードと同じように一体型と2枚発行型があります。電子マネーと同様にコンビニなどでの少額決済に利用されることが多いようですが、プリペイド(前払い）方式の電子マネーと違い、後払い方式であるためチャージ（入金）が不要というのが特長です。新規申込の場合は審査が必要ですが基本的に少額決済用なので、あまり高額な利用枠を求めない限り、発行は比較的簡単だといえます。