国内ブランド

日本国内だけで利用できるクレジットカードが国内ブランドと呼ばれていますが、国内ブランドはクレジットカード会社の数だけ存在することになります。  経済的にはこれだけ多くの国内ブランド(クレジットカード会社)が存在する意味はなく、かつての通産省の通達が原因となっているようです。当時複数の都道府県で割賦販売の事業を行なうことができず、やむを得ずクレジット会社が地域分割されたのが大きな原因です。 貸金業法改正の影響もあり現在では逆に合併の動きが盛んになっているのは皮肉なことです。

 70年代に海外旅行が盛んになったことを受けて、国際ブランドと提携して国際カードを発行するようになり、国内ブランドの意味はますますなくなりつつあります。  ほとんどのカード加盟店で国際ブランドが利用できる以上、国内ブランドがなくてもクレジットカード利用できてしまうからです。いまや国内ブランドの意味はその提供されるサービスにあるといっても過言ではありません。  貸金業法改正と割賦販売法の改正も既に行われ、国内クレジットカード会社が生き残りをかけて、営業戦略を立てています。中でも目立つのが富裕層を対象にした戦略です。クレディセゾンに続き三菱UFJニコスもアメリカン・エキスプレスとの提携によるMUFGカードを発行しています。こうした戦略は今後も続くかもしれません。

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