キャッシング金利
クレジットカードのキャッシングは貸金業法により厳しく規制されており、2006年の改正により上限金利が2010年までには引き下げられることが決まっています。
しかし、クレジットカード会社各社ともに前倒しで実施しており、現在のキャッシング金利はほぼ全社18%以下となっています。
それでも高い金利であることは変わらず、キャッシングの取扱高も減少傾向にあります。それを見越してかキャッシング機能だけを切り取った低金利のカードローンが各社の融資主力商品となっています。
キャッシング金利の計算はクレジットカード・ショッピングのリボ払いと同じです。金利は借入日から約定返済日までの日数で日割り計算され、元金に上乗せして請求されます。
残金を一括清算する場合もショッピングと違い事務手数料などは請求されません。清算時に支払うお金は別の名目であっても利息とみなされるため、余分な請求をすることで上限金利を超えた場合業務停止処分もありえます。
キャッシングは確かに金利は高いのですが使い方によっては、銀行の手数料より安く利用できます。
銀行ATMを時間外で利用すると金額に関わらず210円かかります。しかし、30,000円をキャッシングして210円の利息がつくまでに何日かかるでしょうか?
210円÷(30,000×18%÷365日)=14日
次の日の日中に引き出せばかからないATM手数料は1日で210円かかる金利のようなものです。高いといわれるキャッシング金利でも2週間借りることができるのに比べると、ATM手数料は超高金利ということができます。キャッシング利用の鉄則は少額利用であることがよくわかるでしょう。