年収

 クレジットカード申込書には年収記載欄がありますが、審査担当者は基本的に参考程度に見るだけで、審査結果に大きな影響を与えることはありません。裏づけが取れないため年収額だけでは判断できないからです。どちらかというと勤務先や勤続年数と比較して矛盾がないか判断する材料として利用されています。

 新卒などで年収が確定していない場合には給与明細などから年収を算出すると良いでしょう。年収欄には金額と(予定)などと記載しておけば問題ありません。全くの内定状態であれば年収欄は未記入でかまいません。記載してあるほうが不自然となります。

 給与明細から年収を算出する場合は、手取りの金額ではなく「支給額」から算出しましょう。税金や社会保険料を差し引かれる前の金額から算出するのが年収です。手取り金額から算出すると所得金額になってしまい低い数字になるため不利になります。ボーナス支給も予定されている場合には、それらも加算するのを忘れないようにしましょう。わからない場合は、給与×14ヶ月で記載すればそれほど大きく違わないでしょう。

 自営業者の場合は売上げ金額ではなく経費を差し引いた収入金額から算出します。ただし、減価償却費はじっさいにかかる経費ではないので差し引く必要はありません。家族の専従者給与も同じ理由で差し引きは不要です。

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