他社利用状況

他社の利用状況は違った意味で自社利用状況同様、重要な審査ポイントとなります。自社利用だけではわからない多重債務性が判断できるからです。

  • 基本属性
     他社の利用情報の基本属性と申込の基本属性をチェックすることは、虚偽申込を判断する上で重要です。本来間違うことのない生年月日などが不一致の場合は、単純な入力ミスもありますが虚偽申し込みの可能性もあります。
  • 残高
     他社の残高は多重債務性を図る上で重要なデータとなります。自社ではほとんど残高がなくても、他社で極端に残高が多い場合には却下対象となります。
     特にキャッシングや無担保融資などの借り入れが多い場合には却下率は高まります。クレジットカード会社はキャッシングを利用してもらったほうが利益はあるのですが、審査担当としては「お金を借りるのはお金がないから」という考えをしてしまいます。
     件数が少なければキャッシングは問題ありませんが、複数のカード会社からの借り入れがある場合にはやはり却下対象となります。
  • 申込件数
     他社情報には残高や遅れの情報だけではなく、オーダー情報と呼ばれる申込情報も提供されます。直近1ヶ月以内に数件の申込が集中していれば、審査にも影響があります。特に無担保融資などの申込が集中している場合には、却下率は高くなります。
     申込過多で却下された場合には6ヶ月程度は新規申込を控えないと、却下理由を増やして延長するだけのこととなります。
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