個人信用情報機関の種類

 個人信用情報機関は基本的に同業種の企業が設立しているため、系列別に存在しています。大きく分けてクレジット系列、銀行系列、消費者金融系列に分けられますが、系列には無関係に加盟できる個人信用情報機関もあります。

  • CIC
     株式会社シー・アイ・シー(CIC)は信販会社やクレジットカード会社で設立した個人信用情報機関。設立は昭和59年と古く、現在の会員数は700社を超え個人信用情報の保有数は4億7千万件と最大級です。指定信用情報機関に登録予定。
  • KSC
     
    全国銀行個人信用情報センター(KSC)は全国銀行協会が運営しており、加盟は銀行、準銀行とその関連会社に限られています。会員数は1400を超えており、CICを上回りますが情報量は1億2千万件と少な目です。
  • 日本信用情報機構(JIC)
     
    消費者金融系の個人信用情報機関は全国各地に現地法人として複数存在していましたが、そのとりまとめを行なっていたのが全国信用情報センター連合会(全情連)でした。その傘下にあったテラネットが母体となり全国の情報センターのデータをまとめて組織改変を行った結果、2009年4月から「日本信用情報機構」として新たに設立されています。複雑だった組織をまとめて一本化した格好です。
  • CCB
     唯一系列にとらわれない個人信用情報機関で、クレジットカード会社や消費者金融会社などが加盟している。指定信用情報機関に登録も予定されています。 2008年8月に消費者金融系のJICとの提携を発表していますが、合併も視野に入れた提携となっているため合併となれば指定信用情報機関は2機関となります。。

 CIC,KSC,JICはCRINと呼ばれるシステムでお互いにデータを共有しています。しかし交換されるデータはネガ情報に限られており、データの提供基準も明確でないため実効性に乏しいシステムとなっています。

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