クレジットカード審査担当者の悩むこと

審査を担当して悩むことがあります。基本的に未払いや遅れがあったり、アルバイトで勤続1ヶ月月といった明らかな却下理由がある場合には、悩むことなく却下することができます。勤務先欄に無職と記入してあれば即座に却下対象となります。勤務していなくても収入がある方や主婦の方はそれなりの記入をしないと却下となってしまいます。

 審査担当者として悩むのは何もなかった場合です。何もないというのは申込者のクレジットヒストリーもそうですが、家族の利用歴もなくまっさらな状態ののことです。何もないというのはよさそうな状態に思えますが、新卒者などの若年層ではなくある程度の年齢でクレジットヒストリーがないのは不自然なことです。

 確かにクレジットが嫌いで現金利用しかしないという方はいらっしゃいますが、そういった方は最後までクレジットを利用しないものです。なぜ、急に利用することになったのかという理由にも不安を感じます。
 また、最近は身分証明書の添付が義務付けられているため、リスクは少なくなりましたが「なりすまし」ではないかという不安もよぎるのです。このなりすましの場合は架空の人物で申込があるため、クレジットヒストリーはもちろん生活の痕跡もないことが特徴です。

 クレジットヒストリーが重要な点はこういった審査担当者の不安を消すことができる点にあります。全く利用がないのと、1件でも少額利用があるのでは審査する側としては大きく見方が変わるのです。

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